[読書記録]新 コーチングが人を活かす

読書記録

この度は次の本を読みましたので、
自身の備忘録を兼ねて本を読んだ目的や学んだ点を記載します。

読んだ本

署名:新 コーチングが人を活かす
著者 : 鈴木義幸

また、下記記載の「本を読んだ目的」の内容に、
共感頂いた方はぜひ本書を手に取ってみて下さい。

こんな方におすすめ

 ・コーチングを行う/受ける立場の人

本書を読んだ目的

目的

私が本書を手に取った目的は下記2点になります。

 ・コーチングの本質を知ること

理由

本書を手に取った理由は、
普段コーチングに関して抱えていた下記疑問を解消するためでした。

 ・私はなぜコーチングを受けることにストレスを感じるのか

私の働いている会社でも “コーチング” は重要視されており、
管理職向けに研修などが導入されています。
そのため、普段の業務中においても管理職から
「なんでそう考えたのか?どうしたら良いと思う?」という
部下に考えさせるような問いかけをよく耳にします。

私の上司も同様に私に対して問いかけを行うのですが、
私はどうしてもその問いかけにストレスを感じてしまうのです。
具体的にどんな場面でストレスを感じるかは次の通りです。

 ・「なぜ?」と何度も聞かれる時
 ・「なぜ?」に答えると「違うだろ?」と返答が来る時
 ・「なぜ?」の返答に考える混んでしまう時

このようなストレスを感じる現状において、
私自身が “コーチングとは何なのか” を知ることで、
ストレスの解消/軽減を図るため、本書を手に取りました。

掴めた学び

本書を読む中で掴んだ学びを下記に記載します。

※私視点から見た学びですので、
 実際に読んでみたら下記に記載した以上の学びがあるかと思います。
※本の詳細内容については記載しません。

コーチングの本質

コーチングは相手と一緒に考えること

本書において、
コーチングは正解を引き出すものではなく、
相手と一緒に考えること、
との内容の記載があります。

また、
上司が既に答えを持っていて相手にそれを考えさせる、
といった誤った理解でコーチングを行う人が見られるが
それは誤解でコーチングではない、
との記載もありました。

今まで私は
“コーチングとは相手に考えさせるのも”
という理解で、”一緒に考える”という点や、
“正解を引き出すものではない”という考え方を
持っていなかったため新たな気付きとなりました。

また、
「なぜ?」に答えると「違うだろ?」と返答が来る。
私がストレスに感じていた上記場面に関して、
上司の高圧的な返答も原因の一つかと思いますが、
上司が一緒に考えるというスタンスではなく、
正解を引き出す/一方的に考えさせるスタンス、
もっと言うと「違うだろ」と”自由に考える”という
行為すらさせないことにストレスを感じていたのだと思いました。

「なぜ」の代わりに「なに」を使う

本書において、
「なぜ」を使うと相手は攻撃されていると感じて
防御壁を築いてしまうため「なに」を使って質問をする、
との内容の記載がありました。

ただのワードチョイスの違いですが、
相手側の受ける印象は大きく違うように思います。

受ける印象が異なる理由として本書内には、
「なぜ」と言われるのは幼い頃から怒られている場面が
多いため反射的に防御壁を築いてしまう、
との記載があります。

私個人が感じたことではありますが、
「なぜ」と「なに」の質問に対する回答は、
それぞれ “理由” と “名詞(名詞句)” となることが
影響してたりするのかな、とかも思いました。
(関係無いかもしれません…)

また、
「なぜ?」と何度も聞かれる。
私がストレスに感じていた上記場面に関して、
「なぜ」と聞かれたことで心の防御壁を築いてしまい、
問題解決に至らない問答が続いてしまうことが
ストレスに感じてしまっていたのではないかと感じます。

加えて、心の防御壁によって問答の目的が、
“自身の課題を見つけるため” ではなく
“早く問答を終わらせるため” に変化してしまう点も
問題となるかと思います。
コーチングを行う人/受ける人が持つ目的が一致した上で、
一緒に考えることの重要性を感じました。

相手を信じて返答を待つ

本書において、
問いかけに対して相手が考え込んでしまっても
「大丈夫、待つよ」というスタンスで信じて待ち、
安心して考える時間を与えること、
という内容の記載がありました。

コーチングの “相手と一緒に考える” に対して、
沈黙に耐えられずに考える時間を削ってしまうことは、
確かにコーチングの目的に反した行動と感じました。

加えて、沈黙に耐えられずに返答を急かすと、
コーチングの本来の目的である “課題を見つけ出す” から逸脱し、
目的が “問答を終わらせること” となってしまうとも感じます。

コーチングを受ける立場の視点から見た場合、
もし返答を急かされたら「少し考える時間が欲しい」と
意思表示することも効果的と考えました。

ただし、仕事などで時間がないケースをあるので、
ティーチングとコーチングを使い分ける必要はあるように感じます。

時間がない中、コーチングと称して相手に急かして考えさせるのは、
十分に考える事もできず効果の薄い問答が繰り返されることになるので、
相手にストレスを与えることになると思います。

私がストレスに感じていた、
「なぜ?」の返答に考える混んでしまう時、に関しても、
上司の圧に押されて考える時間を十分に確保せず、
その場凌ぎの回答をしてしまうことが原因と感じます。

私の方からも「少し考えても良いですか?」と
考える時間を確保するための行動を起こす、また、
それでも「早く答えろ」と返答を急かされるのであれば、
ティーチングを要求することも必要かと考えました。

感想

コーチングを学ぶことで誤解していた部分や、
コーチングを受ける立場としての考え方について
学ぶ良い機会となりました。

普段の業務においてストレスに感じていた問答に関しても、
コーチングを知ること何が原因でストレスを感じていたかを、
考えること、およびストレス軽減のための考え方を持つことが出来ました。

おわりに

ここまで閲覧頂きありがとうございました。
今後も備忘録(読書のOutput)を兼ねて読書で学んだ点などを書いていきたいと思います。
今後ともよろしくお願いします。

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