この度は次の本を読みましたので、自身の備忘録を兼ねて本を読んだ目的や学んだ点を記載します。
読んだ本
署名:1分で話せ
著者 : 伊藤 羊一
また、下記記載の「本を読んだ目的」の内容に、
共感頂いた方はぜひ本書を手に取ってみて下さい。
こんな方におすすめ
・話が長い、と言われる人
・話が相手に上手く伝わらない人
・公私共に円滑なコミュニケーションを取りたい人
本書を読んだ目的
目的
本書を手に取った目的は、公私共に意思疎通の円滑化を実現することでコミュニケーションにおけるストレスを軽減させたいと感じたためです。
相手との意思疎通が上手くいかずに必要以上に時間を要してしまったり、認識祖語によりミスが発生したり、様々なストレスが存在します。これらを出来るだけ軽減したいと思いました。
学び
本書を読む中で学んだ点を、自身の解釈と共に下記に記載します。
※私視点から見た学びですので、
実際に読んでみたら下記に記載した以上の学びがあるかと思います。
※本の詳細内容については記載していません。
話の目的を明確にする
話を簡潔かつ明確に伝えるために「話を目的を明確にすること」が重要であることを学びました。
目的を明確にすることによって、話の中で「伝えるべき内容」を逆算することが可能となり、明確かつ簡潔に意思疎通を取ることが出来ると考えられます。
私自身、過去に相手から「結局何が言いたいの?」と言われてしまった経験があり(新入社員の頃ですが)、この学びの重要性を改めて強く感じました。今後も話の目的(「誰に」「何を」「どうして欲しいのか」)を明確にした上で、話をすることに努めていきます。
結論と根拠が繋がるか、自問自答する
相手に話を納得してもらうために「結論と根拠が繋がっているか?を自問自答すること」の重要性を学びました。
結論と根拠が繋がっていない場合、聞き手は結論に納得できません。もし、話の結論が何かの依頼だった場合、聞き手は依頼に応じない可能性が高くなってしまいます。そうならないためにも、話の中で「結論と根拠に繋がりがあるか」を常に意識(自問自答)する必要があります。
また、結論と根拠を繋げるために「話のピラミッド構造」を意識する必要があることも感じました。「結論」という頂点に対して、「根拠」または「根拠に対する根拠」という土台を組み立てたピラミッド型の構造です。
加えて、話の構築に悩んだ場合は「結論」や「根拠」に対して「本当にそうか?だから何だ?」と疑問を問いかけることで話の不明確さが排除され、相手に納得してもらう点に効果的と感じます。
相手と話の前提を共有する
自分の意思を正確に相手へ伝えるために「話の前提を共有すること」が重要であると学びました。
話をしていて「どうも話が噛み合わないな」と感じることはありませんか?その際、自分と相手との間で話に対する前提知識や背景、目的などの認識差異が生じている可能性が高いです。
まず事前に「どんな背景で、どんな目的で何を話そうとしているか」を相手に知ってもらうための導入話を行うこと、また、話の途中に食い違いを感じたら改めて認識の共通認識を取ることを意識的に行いたいと思いました。
相手の立場で自分の話を考える
相手に話を理解してもらうために「相手の立場で自分の話を考える。つまり、俯瞰して話をすること」の重要性を学びました。
人それぞれ理解しやすい単語や表現、話運びがあるため、自分が話しやすいように好き勝手話していた場合、相手には理解し難い、という状況が生まれる可能性があります。そのため、自分の話に対して「相手はどう受け取るか」という点を相手の立場に立って考えながら、話を構築することが重要と感じました。
良く知った人であれば「この人ならこう思うだろう」と先読みして、その人に合った話し方をすることも出来ると思います。また、初対面の人であれば話の中で相手の反応を見ながら、進行形でその人に合った話を構築していくのが良いと感じました(少し難しそうですが)。
理解してもらうための工夫をする
自分の意思を正確に相手へ伝えるための手段として「話の構成だけでなく、スライドや言葉選びなど、相手に理解してもらうための工夫をすること」の重要性を学びました。
いくら話の構成が完璧であっても、内容が複雑であればイメージは難しいですし、難しい言葉ばかりでは頭にすんなりと内容が入ってきません。そのため、スライドの場合は図を用いたり文字を強調したり、相手によって言葉選びを変えたり(例えば子供が相手の場合は、簡単な言葉を使ったり)、話の構成だけに拘らずありとあらゆる手段を使って相手に話を理解してもらえるように働きかけることが重要になります。
「話の第一の目的は、相手に自分の話を理解してもらうこと」という点に立ち返り、「どうすれば相手に話を理解してもらえるか」を柔軟な発想で考えていきたいと思いました。
感想
私は新入社員の頃、上司から「何が言いたいの?」と言われて「何でこんなに言いたいことが伝わらないのだろう」と強く感じた経験があります(最近はそのような場面も無くなってきましたが…)。その経験もあり、本書の内容は非常に興味深く、また、本書を通して多くの学びを得ることが出来ました。
また、本書では話し手の視点で様々なポイントが書かれていましたが、聞き手の視点でも非常に効果的な内容だったと強く感じました。相手の話が上手く入って来ない場合には、理解するために必要な情報(話の目的や根拠、前提など)を再確認したり、自らアクションを掛けることで円滑な意思疎通の実現が可能かと思います。
おわりに
ここまで閲覧頂きありがとうございました。
今後も備忘録(読書のOutput)を兼ねて読書で学んだ点などを書いていきたいと思います。
今後ともよろしくお願いします。
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